Jリーグの春季キャンプで実施されているトレーニング

バッター

Jリーグのオフシーズンは、12月から2月中旬にかけてが一般的ですが、その時期に開催されているのがキャンプです。
キャンプは、基本的に九州南部・沖縄で実施する事が多く、一部チームでは現地プロモーション(Jリーグの宣伝)も兼ねて東南アジアなどで行っています。チームワークを重視するサッカーは、連携面のトレーニングを長時間行う傾向が強く、フリーキックやコーナーキックなどのセットプレー・少人数のミニゲームを組み込みます。
それらに加えて、キャンプ序盤はシーズン中に怪我やスタミナ切れをしないように、ボールを全く使わないフィジカルトレーニングや長めのランニングを取り入れています。

夕食後は、完全な自由時間になるのではなく、スタッフ・選手が一体になるための全体ミーティングをするのが一般的です。昨シーズンの試合映像のチェックをして、ウィークポイントの改善とチームスタイルの構築を図りますが、その際に選手同士が積極的にコミュニケーションをして、信頼関係を築いていきます。キャンプ中盤になってくると、11対11の紅白戦と他のJリーグチームとの練習試合を実施します。

30人近い選手がチームにいるので、45分ハーフの試合ばかりではなく、45分の試合を3本・30分を4本といった変則的な試合を実施する場合もあります。
そして、Jリーグのシーズンが始まる1週間前や2週間前になると、プレシーズンマッチと呼ばれる、観客を入れる本格的な実戦形式の試合をします。